おはようございます🌞
講師の熊谷冬美です。
今回は〝大学をどのように選んだのか〟について書きたいと思います。
私の通っていた高校には、東京の音楽大学から先生方が出張レッスンに来てくださる機会がありました。
高校2年生の頃、私は国立音楽大学(くにたちおんがくだいがく)の先生にレッスンを受けました。
男性の先生で、60代くらいの優しそうな先生でした。音楽に対する深い愛情や、どこまでも高みを求めて技術を追求し続ける情熱に溢れていました。話し方はソフトでしたが、レッスンの内容は厳しいものでした。求められるテクニックはより高度で、一度のレッスンでクリアできるようなものではありませんでした。とても難しかったからこそ、レッスンが終わったあとも、もっと先生に教わりたいと感じたことを覚えています。
高校でピアノを教えてくれていた先生は、そのレッスンに一緒に入ってくれており、レッスンが終わった後に、私と先生の相性がとても良いと言ってくれました。
そしてその時、国立音楽大学への進学が候補に上がってきたのです。
私の中で、まだまだ大学生活は想像もできずぼんやりとしていましたが、そのレッスンをきっかけに、歩いていく道が見えてきた気がしました。
高校2年生の冬に、私は国立音楽大学の冬季講習に参加しました。出張レッスンに来ていただいた先生のピアノのレッスンを受けにいくためです。そこで実際に1週間ほど大学に通い、大学生活を体験し、より自分の未来が見えてくるようになりました。
その頃には、〝私はこの大学に行って、この先生と音楽の勉強をするんだ!〟と強く心に決めていました。
はじまりはちょっとした出来事でしたが、国立音楽大学を選んだことは、今現在アンサンブルを専門にする私にとって、ベストな選択となりました。国立音大は、アンサンブルが盛んな大学だからです。
自分の未来は、どこでどう動いていくか、予測不可能でドキドキしますね。これからも、一期一会を大切に、日々過ごしていきたいと思います。
次回 クラスメイトとの共演!高校の定期演奏会
講師 熊谷冬美