おはようございます🌞
講師の熊谷冬美です。
今回は大学でできた友人について触れたいと思います。
大学に入学して1ヶ月経った頃、ピンポーンと私の部屋のベルがなりました。ドアを開けると、そこには大家さんと音大生らしき女の子、そしてその子のお父さんが立っていて、お部屋を内見させてほしいとのことでした。私はお部屋をまわりながら、こんなところが良いよ〜と紹介しました。
その後、その女の子はこのアパートに住むことを決め、私の隣の部屋に引っ越してきました。引っ越してきてしばらくした後、その子が私の家に訪ねてきました。
名前は須藤静香ちゃん。
静香ちゃんは声楽の生徒で、同じく1年生でした。島根から来ていて、春から一人暮らしをスタートさせたそうです。最初に住んだアパートが大学から遠かったため、こちらのアパートに移ってきたとのことでした。
しばらくお話したあと、ピアノを聴きたい!と言われて、私も彼女の歌が聴きたかったので、お互いの演奏を聴き合いました。(音大生は集まると、何をしてても途中から演奏をしはじめるんですよね。不思議。)
その縁から、私は静香ちゃんのレッスンで伴奏をすることになりました。そこからは芋づる式に、声楽のお友達がどんどん増えていきました。今声楽の伴奏を多くしているのは、大学の時の繋がりがあるからです。
その後、静香ちゃんが引っ越してしまう日まで6年間、私達は家族のように仲良く過ごしました。お互いの悩みを相談したり、将来どんな音楽活動をしたいか話したり、明け方になるまでお茶会をしたこともありました。不安な1人暮らしが楽しかったのは静香ちゃんのお陰です。
静香ちゃんは、現在島根で演奏活動をしています。今年の1月に島根県でソプラノリサイタルを行い、伴奏をさせていただきました。大学ではじめて会ってから10年以上が経ちましたが、彼女が島根に行ってからも全く縁が途切れません。
今後もお互い励まし合いながら活動を続けていきます🎵
次回 はじめてオペラの楽譜を見た時
講師 熊谷冬美